建築設計で参考にできる代表的な階段の図面パターンをまとめました。
図面 納まり図集について
非住宅・住宅の一般的な階段詳細図6種類です。階段寸法の目安としてご利用ください
CADデータダウンロード
本記事で紹介した図面CADデータは下記ページよりダウンロードも可能です
1.利用者用階段
一級建築士製図試験でよく作図される、一般的な寸法の階段平面図、断面図です
作図条件
- RC造3階
- 階高:4000mm
- 折り返し階段
- 段数:25段
- 蹴上R=160、踏面T=300
バリアフリー法基準は
(R≦160、T≧300) - 不特定多数の方が利用
- 手すり34φ H=850
その他注意事項など
- 平面図は2F
- 有効幅員W≧1400
2.管理者用階段
こちらも一級建築士製図試験でよく作図される、一般的な寸法の階段平面図、断面図です
作図条件
- RC造3階
- 階高:4000mm
- 折り返し階段
- 段数:20段
- 蹴上R=200、踏面T=240
建築基準法の寸法は
(R≦200、T≧240) - 手すり34φ H=850
その他事項など
- 平面図は2F
- ノンスリップ付
- 有効幅員W≧1200
3.利用者階段(手すり子のある場合)
建築工事標準詳細図のパターンの平面図、断面図、手すり部詳細図です
作図条件
- RC造2階
- 階高:3500mm
- 折り返し階段
- 段数:22段
- 蹴上R=159.1、踏面T=300
バリアフリー法基準は
(R≦160、T≧300) - 不特定多数の方が利用
- スチール手摺+集成材
- 有効幅員W≧1400
※出典:建築工事標準詳細図(一部加工を加えた図面です)
4.利用者階段(手すりが腰壁の場合)
建築工事標準詳細図のパターンの平面図、断面図、手すり部詳細図です
作図条件
- RC造2階
- 階高:3500mm
- 折り返し階段
- 段数:22段
- バリアフリー法基準
- 蹴上R=159.1、踏面T=300
バリアフリー法基準は
(R≦160、T≧300) - 不特定多数の方が利用
- 木製丸棒手すり
- 有効幅員W≧1400
- 笠木詳細図2種類
※出典:建築工事標準詳細図(一部加工を加えた図面です)
5.6.木造一般住宅階段
二級建築士製図試験でよく作図される、一般的な寸法の階段平面図、断面図です
作図条件(左図)
- 階高:2800mm
- 折り返し階段
- 段数:13段
- 蹴上R=215.4、踏面T=227.5
作図条件(右図)
- 階高:2800mm
- かね折れ階段
- 段数:14段
- 蹴上R=200、踏面T=180
建築基準法は
(R≦230、T≧150)
その他事項など
リクエストやご要望があれば受け付けております。また納まりに不備があればコメントをお願いします
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